つづいて大会編です。
8月10〜14日の5日間、チェコのクンジャク村ズヴーレキャンプ場を中心にチェコカナダ大会(Česká Kanada 2016)が行われました。
これは5日間の合計タイムで競う形式で、1〜4日目の成績がトップタイム差として蓄積され、5日目がチェイシングスタートとなり最も早く完走した選手がそのまま1位となります。


【1日目ミドル、2日目ロング】旧市街ランドステイネムのシクロキャンプ場
【3日目ミドル、4日目ロング】ツェスキー・ルドレツ村ストイェツィーンのとある広場
【5日目ショートロング】ズヴーレキャンプ場
また、ズヴーレキャンプ場で3日目夜にナイトO、4日目夕方にビールリレーというサブイベントもありました。
初日に意気込むサムライ3人。がんばるぞ〜!

大会には家族連れがとても多く、年齢別に分けられているどのクラスも同じくらいの割合で参加者がいたので、子供から大人まで楽しんでいるスポーツなのだとわかります。
欧州のテレインは平らで地図との対応が難しいと聞いていましたが、ここは比較的地形も植生も明確で登り降りが頻繁にあり、日本での経験を活かせました。ただ、ミドルとロングが交互に行われるので、1日ごとに緩急の調整が必要でした。
ナイトOは日没直後の21時15分トップスタート。緯度が高いので昼がとても長いです。
3人ともH21クラスで出走しましたが距離が5.0km、トレーニングテレインとはいえ全体に渡ってぐるぐる回されるコース、コントロールフラッグは(意図的であろう)小さな反射材が付いているのみでかなり近寄らないと見つからないなど、本格的なナイトOを経験しました。
翻弄される中でもしっかり完走していた八神さんはさすがです。

ビールリレーは、大会期間中の会場にひっそりと告知されていたサブイベント。当日の会場設備も簡素だったにも関わらず賑わいは他の日に勝るとも劣らず(笑)
一斉スタートで1本飲み干してからコントロールフラッグへ向かう3人リレーでした。現地のオリエンティアは飲んでも速いのです。
これで終わりかと思いきや実はトーナメント方式で、決勝まで進むと6レースという力の入れようでした。準決勝からはズヴーレ湖の沖合50mに最終コントロールが設置され、勝ち抜いた猛者たちは水泳能力まで試されました。
ちなみにTokiwaチームは予選2回戦で敗退。思考低下の西名がパターン振りに気づかず、付近のコントロールを取って失格となりました。
終わったときには完全に日が沈み、ビール大国チェコの本気を実感しました。

5日目のチェイシングスタートは、トップタイム差が60分まで有効でそれ以降の選手は通常のインターバルスタートでした。サムライ3人は残念ながらチェイシング挑戦できず......。本場のオリエンティアとの実力を感じながらも全員が5レースとも完走できました。
休憩日がなく、むしろ1日2レースやったこともあり疲労感でいっぱいでしたが、とても楽しい大会でした。
成績
H21A - Yagami Yosuke, Tokiwa Forest Runners |
Stage1 |
38/44 |
0:52:32 (+0:13:12) |
Stage2 |
42/43 |
1:40:28 (+0:32:47) |
Stage3 |
46/48 |
0:56:04 (+0:23:08) |
Stage4 |
49/53 |
1:16:43 (+0:27:05) |
Stage5 |
40/48 |
1:17:32 (+0:22:35) |
Total |
35/37 |
6:03:19 (+1:49:19) |
|
H21B - Nishina Keishi, Tokiwa Forest Runners |
Stage1 |
24/36 |
0:51:03 (+0:15:08) |
Stage2 |
22/34 |
1:38:42 (+0:28:37) |
Stage3 |
31/35 |
0:52:52 (+0:18:03) |
Stage4 |
34/37 |
1:20:04 (+0:30:12) |
Stage5 |
28/34 |
1:27:54 (+0:32:16) |
Total |
25/29 |
6:10:35 (+2:04:08) |
参考記事(Facebookページ):
大会公式サイト:Česká Kanada 2016